写真はプラグキャップの装着された状態の違いを撮りました。
この写真の左の状態の車両が結構多いです。わかりずらいですが、プラグ(BR9ECMの場合)の側面にかかれた「BR9ECM」の文字が全部見える状態。これではプラグキャップのコネクター部分がプラグターミナルに触れているだけになり、失火のおそれがあります。
右の図のように奥までしっかり差し込みましょう。【奥まで入ると「BR9ECM」の文字は下の方がちらっと見えるだけです。】

このような、ちょっとしたことがイグニッションコイルやPGMユニットに悪影響を及ぼします。プラグ交換は基本整備ですし、ご自身でぜひやっていただきたい事ですが、正しい知識を習得した上で行ってください。
最近はインターネットなどで手軽に重整備や難易度の高い作業の情報も入手できますが、手の感覚や経験値は簡単には手に入らないと思います。画面からの情報だけで「できる」気持ちになってしまうのはちょっと怖いです。
最近見かけた危険な例としては、MC18のレギュレーターにMC21以降のタイプをご自身で換装されてたのですが、レギュレーター本体が片方のボルトのみで固定されてました。(左右の固定用ネジ穴間の距離がレギュレーターによって違うため未加工では取り付けできない)
レギュレーターなどの通電容量の大きな部品は先ほどのプラグキャップもそうですが、ちょっとした事で大惨事になってしまうことが多々あります。
このような「やっつけ仕事」的な事はされないようお気をつけください。
永く安心できる状態でNSRを維持していきたいですもんね!!