2015年07月18日

NSR250R トラブル編

MC28SE 約12,000km 見た目は完全フルノーマルの美車。
数年前に中古車で購入。
今回お預かりまでに大きな整備は無し。購入時、約7,000km。(5,000kmほど走行)
走行中にエンジンストップ(後輪ロック。転倒・事故は無し)
2ストオイル純正使用。使用用途:街乗り、ツーリング。


DSC00361-1024.jpg

チャンバーを外して排気ポートから覗いてみると・・
ピストンピンが見えてます
ピンクリップがニョロっと。ピストンの破片も出てきてます。

原因が解明できるよう進めていきます。
この車両においてはまだ診断前ですが、NSRに不可解なトラブルが出る車両も少なくないです。
突然クランクベアリングが破壊したり、コンロッドのスラストワッシャーが破損したり、ピストンに傷が入ったり。(クランク周辺が多いですけどね)

壊れた部分が悪かったかどうかは壊れた部品を見ても判断が難しいです。そもそも初期の段階でその部分に不具合が出ていたのか、他の要因でそれがダメージを負ったのか。
時間よ戻れって感じです・・

NSRの修理を進めるにおいて、走行していた車両のエンジンオーバーホールはそれほど悩まずに済むので比較的簡単に進む作業です(当然、各部にダメージがないかの診断はします)。作業自体もマニュアルを見ながら誰でも出来てしまうと思います。
けれど、最初から壊れているエンジンの診断は難しいものがあります。
(壊した原因がはっきりと【オイルを切らしてしまった。など】わかってるといいんですが)
良い時の状態を「知ってる」か「知らない」かはけっこう重要で、「知らない」車両の作業を進める時、特に見積もりをお伝えする段階で相当幅をもたせて価格を出さないといけません。

例えば、エンジンオイルポンプに不具合が出ているとしても、エンジンが始動できないと吐出量の確認ができません。そうなると他の車両を利用して検査するか、エンジン完成後に検査するかになります。
時間的にも作業工賃にも負担が増えてしまいます。
電装品やキャブレターの調子も同様です。

さて、このお預かりしたNSRはどうなるでしょうか。何かわかりましたら引き続き掲載したいと思います手(グー)



ラベル:NSR250R 修理
posted by ME at 21:14| NSR250Rのメンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月13日

NSR250R よくある話し

【よくある話し】
写真はプラグキャップの装着された状態の違いを撮りました。
この写真の左の状態の車両が結構多いです。わかりずらいですが、プラグ(BR9ECMの場合)の側面にかかれた「BR9ECM」の文字が全部見える状態。これではプラグキャップのコネクター部分がプラグターミナルに触れているだけになり、失火のおそれがあります。
右の図のように奥までしっかり差し込みましょう。【奥まで入ると「BR9ECM」の文字は下の方がちらっと見えるだけです。】

plug.jpg

このような、ちょっとしたことがイグニッションコイルやPGMユニットに悪影響を及ぼします。プラグ交換は基本整備ですし、ご自身でぜひやっていただきたい事ですが、正しい知識を習得した上で行ってください。

最近はインターネットなどで手軽に重整備や難易度の高い作業の情報も入手できますが、手の感覚や経験値は簡単には手に入らないと思います。画面からの情報だけで「できる」気持ちになってしまうのはちょっと怖いです。

最近見かけた危険な例としては、MC18のレギュレーターにMC21以降のタイプをご自身で換装されてたのですが、レギュレーター本体が片方のボルトのみで固定されてました。(左右の固定用ネジ穴間の距離がレギュレーターによって違うため未加工では取り付けできない)
レギュレーターなどの通電容量の大きな部品は先ほどのプラグキャップもそうですが、ちょっとした事で大惨事になってしまうことが多々あります。
このような「やっつけ仕事」的な事はされないようお気をつけください。
永く安心できる状態でNSRを維持していきたいですもんね!!

ラベル:NSR250R 修理 プラグ
posted by ME at 23:20| NSR250Rのメンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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